如月号 種子袋 みの早生大根

 

daikon

今号は昭和初期頃の「 種子袋 」 をご紹介。ちょうどポチ袋と同じくらいのサイズなのでポチ袋として使ったら面白いかしら、と数年前に見つけて仕入れたもの。ポチ袋なんて早々使わないので、またしても死に在庫。なんとも美しい白が引き立つこの大根の絵に惹かれたわけだが、明治期から昭和初期頃の種子屋にはこのような種子袋が軒先にずらりと並べられていたのだろうか?想像するだけで萌える。2008年には「一粒入魂」 〜日本の農業をささえた種子屋〜という企画展が豊島区立郷土資料館にて開催された。その時の様子を写真で拝見したが、たくさんの種子袋も展示されており、絵描きによって表現された野菜たちの絵は様々で実に面白い。実際に見てみたかった。
大根といえば大根足、大根役者など言葉ではあまりいい意味で使われていないような。とはいえ和食にはかかせない大根。あらゆる場面に登場するが、とりわけ色の白さが際立つ「つま」としての存在が実に気になる。あってもなくてもいい、などという表現の際に使われる言葉でもあるが、私は結構好きだ。キャンバスとなってお刺身たちを随分彩り綺麗にみせてくれる。ブリ大根、おでんのシミシミになったやつも外せない。三島は大根が有名だが、特産品といえばやはり「たくあん」。富士山を背景に大量に干される大根の白さと空の青さのコントラストは冬の風物詩。「たくあん」ってなんで黄色?と思ったら発酵する際に大根に含まれている辛味成分が分解して黄色い色素を作るらしい。発酵の仕業でした。過去には三島で期間限定日本初の大根づくし駅弁!?「三嶋物語 おおね御膳」が販売されていたことも。地味だけど、パッケージも凝っていて面白いので復刻希望。大根って地味な存在なのかもしれないけど無くては困る野菜ですな。

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