Cliff Edge Projectー丹那の記憶|kurubushi-base

全景   函南町丹那の「kurubushi-base」で、10月12日(日)まで「Cliff Edge Projectー丹那の記憶」展が開かれています。   この展覧会は、三島市在住の美術家・住康平氏が集めた、丹那の土地の記憶が展示されています。 丹那というのは、熱海と三島の間にある盆地の集落なのですが、こんなところです。  (真ん中に田んぼしかない!!) 真下には、熱海駅と函南駅の間を走る長いトンネル、「丹那トンネル」が走っています。   酪農と農業を主産業とし、休日には南東の玄岳からパラグライダーやハングライダーが空を飛び着地し、観光牧場の「酪農王国オラッチェ」は親子連れでにぎわう、長閑な地域です。 三島・函南(伊豆の国市、伊豆市もかな?)の学校給食では「丹那牛乳」が定番でしたので、丹那のことはよく知らなくても、その名前は広く知られています。   この丹那にある。SeCueクルーの原田康補氏が、自らリノベーションした隠れ家ギャラリー、kurubushi-baseのことは、これまでも何度かご紹介してきましたが、丹那で、丹那のことを知ることができる展示になっています。 反対から   展示されているのは、大きな丹那盆地のバナーをはじめ、丹那の地理的な魅力をテーマにした絵画作品や、古い写真、丹那と桑原(函南駅のあたり)のお年寄りにインタビューした映像などです。
住康平「半島をなぞる、断層をなぞる」 (部分) 丹那を象徴する歴史的なできごとに、「丹那トンネルの難工事」と「1930年の北伊豆地震」があり、この展示もその2つのトピックに焦点を当てています。 丹那トンネルは非常に多くの年月と費用をかけて作られ、多くの犠牲者も出したそうです。トンネルを掘ったことにより、丹那を満たしていた豊富な湧水が失われ、この地域の人たちは大変な苦労をされたそうです。 今となっては、丹那トンネルのない東海道線は考えられませんが、人の為すこと、よいことばかりではないわけで、いろいろ考えさせられてしまいます。   北伊豆地震は、丹那トンネルが掘られている最中に、丹那盆地を南北に走る断層が動いて起きました。 日本は自然災害のことを気にしないで暮らすことが不可能な国ですが、それでも普段意識し続けることは難しいですよね。 映像 展示してある当時の写真や、北伊豆地震をこどもの頃に経験された80代、90代の方のインタビュー映像は、自然災害によってそれまでの暮らしが突如変わってしまうことや、それでも大地の歴史と人々の暮らしの営みは寄り添いながら続いていくことを教えてくれているようです。   時計 カチカチと時を刻む時計には「丹那渇水対策員会」の文字が。その下の有機的な形のオブジェは、丹那で発掘された神代杉です。まさに、丹那の記憶そのもの。 神代杉   展示を見た後は、少しギャラリーの周りを散歩してみるのもよいですよ。
この大きな地図のパネルは、事前に行われた路上観察のワークショップで参加者が歩いて集めた丹那の記録だそうです。   丹那という箱庭のような土地のkurubushi-baseという箱の中に、いろいろな角度から見た「丹那」が無限に広がっていくように感じました。  

Cliff Edge Project 丹那の記憶 日時|2014 年10月5日[日] – 10月12日[日] 10:00 –19:00(最終日は 17:00 まで) 会場|KURUBUSHI–BASE(〒419 – 0012 静岡県田方郡函南町丹那315 – 1 中村園芸敷地内) 主催|Cliff Edge Project実行委員会 後援|函南町教育委員会 協力|渓月山 長光寺 企画|住康平 制作|内野利江子(写真)、遠藤高史・加藤翔麗(ディスプレイ)、 KURUBUSHI–WORKS(原田康補 + 瀬戸照済/映像) 取材協力|相澤功 石川美代子 加藤活司 加藤正子 森康俊 中村康宏 川上大二郎 行貝チヱ 資料提供|石川雅道 近藤正樹 トークイベント「丹那の記憶を語る」 日 時|2014年10月11日[土] 13:30 –15:30 会 場|曹洞宗 渓月山 長光寺(〒419–0104 静岡県田方郡函南町畑 88–1) 参加費|500 円(ワンドリンク付き) 定 員|20 名(申し込み先着順)

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